安い電動自転車

私の中での「まさか」というのは、実の父が倒れたことでしょうか。当時、私のうちは実家の隣りで同じ敷地内でした。夫は早朝からゴルフで不在。たまたまいつもより寝坊して子どもと寝ていた私のうちに「お父さんが倒れた」と駆け付けた母。すぐさま実家に向かい、お風呂場で身動きが出来なくなった父を、母と二人でなんとか安全な場所に運んで救急車を呼びました。救急隊員からのアドバイスを元に、冷えないように毛布でくるんだり、吐いてもいいように顔を横にしたり。いざというときは、案外冷静になるんだと今は思います。救急車は思ったより早く到着してくれるのですが、受け入れ先を見つけるのに時間がかかりました。これは今でも解決出来ない問題ではないでしょうか。前日の夜に電話で少し話していたし、本当に「まさか」の出来事でした。ついでに救急車に同乗した母から電話を受けて「命の危険性が高いので、知らせたい人には早く知らせるように」と言われたときも、本当に信じられませんでした。結局父は脳梗塞という診断でしたが、脳梗塞でも脳の脳幹という一番大切な部分が詰まってしまったようで、亡くならなくてももう動けないという診断をされました。本人も「まさか」と思ったでしょう。ただし、脳梗塞は必ずといっていいほど前兆があるそうです。それを見逃して「ただの疲れだ」と認識してしまうと、このような取り返しのつかないおおごとになってしまうようです。ですから私たち家族は気が付きませんでしたが、病は確実に何らかの形で父にアピールしていたと思います。